名古屋コーチング　今週の言葉6月20日 ヤネヤコーチング

                   プラスに目を向ける

　あなたは自転車に乗ることができますか。

現在ほとんどの人が自転車に乗ることができるようになっていますが、小さな頃、自転車に初めて乗って、

すいすい運転ができるようになった人はいません。

補助輪のついた自転車から始め、補助輪を外して、後ろをお父さんに持ってもらって、

こわごわ運転し始め、ふと後ろを見たら、お父さんが手を離しているのをみて、急によろけ、転んだり、

立ち止まったりした経験がると思います。

このとき、転ぶ怖さやふらつく恐怖に恐れをなし、自転車に乗ることをあきらめていたら、今、自転車に乗ることはできなかったはずです。

また、一人で乗り出しても、最初は時々ふらつくことはあっても、慣れてしまえば、片手運転も、

両手離し運転もできるようになってきたと思います。

このように、人間はだれでも、最初は失敗するものです。

しかし、失敗に目を向け、その不安や恐怖におじけづいて、あきらめればそれまでです。

　あなたは、自転車に限らず、歩くこと、走ること、計算することなど、どんなこともできないことを

少しずつできるようにして成長してきたはずです。

なぜそれができたか、それは、できないマイナスがいくらあっても、経験を重ねることでできるようになる体験をし、

そのプラスの体験に目を向け、もっとできるイメージを頭に描いて、さらに経験を積み重ねることで、

どんどんできるようになっていったと思います。

　あなたが何か新しいことを始めれば、必ず最初はうまくできません。

しかし、そのマイナスに目を向け、あきらめたり、くじけたりすればそれ以上の成長は得られません。

自転車乗りのように、人間は、経験を繰り返せば必ず成長することができるのです。

マイナスに目を向けあきらめたときが失敗であり、

プラスに目を向け、あきらめず続けることができたときに成功したといえるのだと思います。