第3回 笑い(ラフター)ヨガ大フェスタ

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第3回 笑い(ラフター)ヨガ大フェスタ

2023/12/13

笑い(ラフター)ヨガ

第3回 笑い(ラフター)ヨガ大フェスタ

第3回笑い(ラフター)ヨガ大フェスタ

 皆さん、巷では、年をとるほどフレイル予防のために、運動しなさい、心を明るく前向きにしなさいと言われます。
 そんなこと言われなくても誰でもわかっていますよね。
 しかし、運動しろといわれてもどのような運動をすればいいのか、心を明るく前向きにしろと言われても、できないから苦しんでいるんだと言いたくなりませんか!

 私も含めて、年齢を重ねるごとに、体も動かなくなる。仕事や社会での役割も少なくなる。閉鎖的な日常生活の中でどうしても心も身体もネガティブになっていきます。
 
 理念ばっかり述べるのではなく、いつでも、どこでも、お金をかけずに心も身体も元気になる方法、健康になれる「How  To」を教えてくれと思いませんか?

 そのような思いから「笑いヨガ」が考案されたのです。
 「笑い」の心身への効用は、「笑う門には福来たる」「笑いは百薬の長」など昔から言われてきました。これまでは、こうした諺は、単なる言い伝えだと思っていたかもしれません。

 しかし、この言葉は、本当であった。真実であったことが、今や医学や脳科学の進歩によって、実証されています。

 笑いヨガは、「笑いの体操とヨガの呼吸法」を組み合わせて創られています。
 笑いヨガは、冗談・ユーモア・コメディーに頼らず、理由なく笑う心身の新しい健康法です。
 笑いヨガは、脳は本当の笑いも作り笑いも区別がつかないという脳科学の実証に基づいて考案されました。
 笑いヨガは、1995年、インドの内科医である「マダン・カタリア」によってつくられました。
 最初は、ムンバイの公園でたった5人で始められましたが、今では世界150カ国以上に支部があり、5000万人とも1億人とも言われる人たちが笑っています。
 20世紀最高の心理学者 ウイリアム・ジェームスは「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ!」という名言を残しています。
 では、なぜ脳は本当の笑いも作り笑いも区別できないのでしょうか?
1 脳の暗示感応性能
   人間の脳は、暗示感応性能と言って、言葉や行動、周囲の状況によって暗示に かかりやすい特性があります。
    ですから、笑いヨガで笑う声や笑いの動作をすることで、脳が今は楽しいのだと錯覚してしまうのです。
2 脳のS・O・S機能
    そして脳には、S・O・S機能、「脳がそう おもえば その通りになる」と いう機能があって、心も身体も,脳が思った通りに反応してしまうのです。

 人間の脳は楽しいと思うと、あるホルモンの分泌スイッチがONになります。
 そのホルモンとは、エンドロフィン(快感ホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)、ドーパミン(やる気ホルモン)のスイッチです。
 ですから、これらのホルモンが分泌され、必然的に気持ちが清々しく、前向きになっていきます。さらに、陰・陽の法則で、これらのホルモンの反対のストレスホルモンと言われるコルチゾールや気分を抑制するノルアドレナリンというホルモンが減少します。
 ですから作り笑いでも何でも、笑い声、笑う動作をすれば、本当に楽しくて笑ったときと全く同じ効果が発揮されるのです。

3 ヨガの呼吸法(プラナヤマ法)
 実際に笑いヨガを体験していただくとすぐわかると思いますが、少し行うだけで、息がハアハアして、身体が熱くなるのを感じます。 
  これは、笑うことは、無意識に連続的な腹式呼吸(プラナヤマ)をしていることに夜身体の変化です。
 肺の中にある不要な空気と外部の新鮮な空気が大量に入れ換わり、体内の血液に大量の酸素が供給されることになります。
 笑いヨガを行うと、早歩きやボートこぎの2倍くらいの有酸素運動をしていることになることが調査でわかっています。
 野口英世は、「すべての病気の原因は、酸素不足にある」と言っています。私たち現代人は、交通網が発達し、エアコンやテレビ、インターネットなどにより、自分が動かなくても多くのことができるようになってきました。ですから、慢性的な運動不足になっています。
 静かに過ごしていると、私たちの肺は15%ほどしか空気交換をしていません。ですから慢性的な酸素不足で、基礎体温が低下し、免疫力が下がり病気にかかりやすくなります。
 また、全身の細胞に十分な酸素が供給されないため、エネルギーも湧いてこないのです。
 さらに、高齢になってきたときの一番の心配事である認知症。これも脳への酸素不足が一番の原因です。
 お医者さんや学者さんが、毎日運動をしなさいというのは、体内へ取り入れる酸素を増やしなさいという意味なのです。

4 笑いの健康に対する効果
 1 ノーマンカズンズ
 笑いが医学的に認知されるようになったのは、まだ最近のことです。1964年、アメリカの「サタディ・ビュウ」誌の元編集長で有名な「ノーマン・カズンズ」氏は、治療法がなく、治る見込みは500分の1しかないといわれた難病の「膠原病」にかかってしまいました。医者から見放されたノーマン・カズンズは、自分で様々な資料を調べて、笑いによって完治できるかもしれないと考え、大量のビタミンCの投与とユーモア全集や喜劇映画、コメディ番組の視聴を通して、自分の力で数ヶ月で完治させてしまったのです。
 さらに彼は、1980年、心筋梗塞に見舞われました。このときも、独自の笑い療法で心筋梗塞を克服し2度目の奇跡を起こしたのです。
 彼が出版した「闘病記」がアメリカでベストセラーとなり、世界各地で笑いによる医療効果について研究がなされるようになりました。
2 日本での実験
○ 日本でも、1992年、すばるクリニックの伊丹仁朗院長と大阪府の「元気で長生き研究所」の昇幹夫医師が大阪ミナミの演芸場で、ガンや心臓病の人を含む19名を対象に、大いに笑った後、免疫力がどうなるかの実験をしました。
 その結果、NK細胞を活性化させ、ガンや病原菌に対する免疫力が上がることを実証しました。さらに、このNK活性は、笑う前に低かった人の場合は正常値までアップし、高すぎた人は正常値に戻ることが実証されました。
                                                   
○ 長年「関節リュウマチ」と関わってきた日本医科大学の吉野眞一名誉教授は、この病気が良くなったり悪くなったりするのは、家族の病気とか人間関係の悪化など、過度の精神的ストレスと密接に関係しているらしいと考えました。
 そこで、1995年に1回目の楽しい笑いの実験を行いました。
 1時間落語を聞いてもらった後に、気分や痛みの程度、ホルモン、免疫機能の変化を調べました。実験の結果、気分や痛みの程度は科学的にも差が認められるほど改善されていました。
 なにより大きかったのは、別名ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の変化でした。落語を聞いた後、患者のコルチゾールの値が基準値の値まで大きく減少したのです。さらに炎症が起こる病気の場合に,その炎症を悪化させる「インターロイキン-6」という物質の値も下がったのです。この結果を聞いて、落語を披露した「林家 木久蔵」さんは「笑いはリュウマチにキクゾ-」と言ったとか言わなかったとか、そこは定かではありません。

○ 遺伝子学の世界的権威である「故 村上和雄」先生は、笑いが持つ健康への効用を科学的に実証するため、2003年、中高年の慢性糖尿病患者に協力してもらってある実験をしました。
 実験は、漫才コンビのB&Bの漫才を40分鑑賞し、その後すぐ昼食をとる、その前後での血糖値を調べるものでした。結果は村上先生の予想通り、慢性の糖尿病なのに、インシュリンを注射しなくても血糖値の上昇が抑えられたのです。
 この実験の結果を発表した後、村上先生のところには、「B&B」という薬はどこに売っているのですかという問い合わせがたくさんきたそうです。

○ 2002年から、大阪府立健康科学センターでは、ストレスの解消法としての「笑い」効果を客観的・科学的に立証するため,定期的に「健康落語道場」を開催し、落語を聞く前と聞いた後でのストレスホルモンの変化について調査してきました。
 その結果、笑うことで,ストレスホルモンである「コルチゾール」と「クロモグラニンA」のうち、コルチゾールは半数以上の人が減少し、クロモグラニンAは4分の3近くの人が減少しており、落語を聞いたほとんどの人がストレスが和らいだという結果が出ました。 

○ 大阪府の守口敬任会病院の木俣肇アレルギー科部長は、笑いがストレス解消やNK活性化に効果があることを知り、アトピー性皮膚炎への効果を調べるための実験をしました。
 その結果、笑うことによって、アレルギー反応は減少し、聞き取り調査でもかゆみも減少することを実証しました。
 また、母親の笑いが、ダニアレルギーのある乳児についての影響についても調べました。
 その結果、授乳中に漫才を見て笑った母親の母乳は、アレルギー反応を抑制するレプチンというホルモンが増加し、乳児のアレルギー反応が軽減されていたのです。
  さらに、母乳ではなく、ミルクを与えた場合でも、笑いながらミルクを与えた場合、アレルギー反応が減少することがわかりました。

○ 中央群馬脳神経外科病院の中島英雄理事長は、笑いと脳との関係についての実験をしました。この病院では、脳のリハビリをかねて「病院寄席」を毎月開いています。実験は、脳疾患の患者に、病院寄席の落語鑑賞の前後での脳の血流量の変化を調べたのです。
 結果は、笑うことで6割以上の患者の血流量が増加していました。このことから、認知症の予防や認知症の進行が抑制されることを実証しました。
 なた、患者の脳波も同時に調べたところ、笑うことでα波やβ波が増え、δ(デルタ)波とθ(シータ)波が減少することがわかりました。
 このことから、笑うことは、脳をリラックスさせ、脳の働きが良くなることで「活性化」し、「機能低下から回復」する状態をつくることがわかったのです。

4 なぜ笑うことで病気が治ったり、健康を保持したりできるのか。
  神様は、特別に人間にだけに「笑い」を与えた。
  大哲学者ニーチェは、「人間だけがこの世で苦しみを感じるため、笑いを発明 するほかなかったのだ」と言っています。
   また、フランスの哲学者アランは、自著の幸福論の中で「笑うのは幸福だからではない。むしろ、笑うから幸福なのだ」と述べています。
   皆さんは、恒常性(ホメオスタシス)という言葉を知っていますか?
    恒常性(ホメオスタシス)とは、自分の心と身体を守るための、健康維持機能 です。例えば、熱いときは、体温を調整するために汗をかきます。寒いと毛穴が 閉じたり、身体を震わしたりして保持しようとします。
  心臓は寝ていても24時間、正確に全身に血液を送っています。体内にガン細 胞が発生しても、外からウイルスが進入してきても、自動的に免疫細胞が働いて 健康状態を保とうとします。
    また、感情や体内機能の維持のために、私たちの体にはそれぞれの機能維持に必要な無数のホルモンが、バランスよく分泌される仕組みがあります。
    こうした、自律神経系・内分泌系・免疫系の3つの機能によって、私たちの心と身体は、常に一番良い状態を保つように自動的に調整(恒常性)されているのです。
    しかし、私たちの体に備わった恒常性(ホメオスタシス)が、今危機にさらされています。それはストレスです。
    ストレスによる過度な負担が、この恒常性(ホメオスタシス)のバランスを崩し、精神疾患、病気、慢性的な体調不良という害を引き起こしているのです。
    病気になれば医者に行く。もちろん必要です。しかし、もっと必要なのは、病気にならないこと。病気になった原因(恒常性の不調)を治さない限り本当の健康にはなりません。
    神様からのプレゼントである「笑い」こそが、恒常性を良い状態で維持する最幸の方法なのです。
    笑う門には福来る。これまで、様々な医学的な実験で、笑うことで、精神的にも肉体的にも健康になるということが証明されてきました。
  
5 以下に当てはまる人は笑いヨガをやりましょう。
  〇 疲れやすい。元気が出ない。気力がわかない。
 〇 慢性的に体調がすぐれない。偏頭痛がする。起立性障害と言われた。
 〇 手足がだるい。めまいがする。
 〇 寝つきが悪い。いつもイライラする。
 〇 急に不安になる。心臓がドキドキする。
 〇 食欲不振。便秘・下痢で困っている。
 

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