名古屋コーチング　今週の言葉１月１９日 ヤネヤコーチング

　　　　 人間だけに与えられた3つめの本能

   
　バブル絶頂期のころ、日本の高度経済成長は世界から注目のまとでした。
当時、アメリカでは、日本の経済を学べと、各地でセミナーがたくさん開催されていました。
  あるセミナーで、日本の著名な評論家が、高度成長の秘密という講演会を行いました。
講演終了後の質疑で、アメリカの青年から、次の様な質問がありました。
「人間と人間以外の動物の違いはなんですか」　
 評論家は、一瞬答えに困りましたが、気を取り直して、次のように答えました。
「人間も他の動物も何も違いはありません。自分の命を守るために、他の生き物を食べ、
子孫を残すために交尾やセックスをするということです。」
  この答えを聞いた青年は、「やっぱり日本人はエコノミックアニマルだ」
と言って冷笑したというのです。
　さて、この話を聞いてどう思いますか。あなたなら、この青年の問いにどう答えますか。
　私は、人間と人間以外の動物との違いをこのように考えます。
人間も他の動物も神から同じ2つの本能を与えられています。
それは。評論家の言ったことと同じ、自己保全本能と種の保存本能です。
　しかし、人間だけは、神から、第3の本能を与えられているのです。
その本能とは、「人間は他人に喜んでもらえると嬉しい」と言う本能です。
自分の言動が、他人の喜びにつながる（世のため・人のために役に立つ）と
嬉しい（幸せ）という人間だけに与えられた本能が機能する人生こそ、
本当の幸せな人生と言えるのではないでしょうか。