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2020/07/01

今週の言葉

怒りによる毒素

怒りによる毒素    
 アメリカの心理学者「エマル・ゲイツ博士」は、人間がはき出す息を冷却したガラス管に厚め、

体酸素で冷やしてできる沈殿物を集める実験をして、次のように発表しました。

健全な人間のはき出す息の沈殿物は無色。怒っているときは栗色。悲しんでいるときは灰色。後悔に苦しんでいるときは濃紅色。

そして、怒っている時の栗色の沈殿物をネズミに注射すると数分にして死ぬ。

もし、常に怒り続けていると、一人の人間から、80人を殺しうる毒を発生する」というのです。

 この結果から、私たちの心理的な状況が、肉体的に大きな影響を及ぼすかがわかります。

 1995年に大ベストセラーとなった春山茂雄医師の「脳内革命」では、人間は、怒ったり、強いストレスを感じたりすると、

脳からノルアドレナリンというホルモンが分泌される。

このホルモンは、ものすごい毒性を持っており、この毒の影響で、その人は、病気になったり老化が進んだりして早死にしてしまう。

しかし、逆に何事も肯定的に受け止め、笑顔を出すようにすると、脳には、βーエンドルフィンという良性のホルモンが出されるようになる。

このホルモンは、気分を爽やかにし、免疫細胞を活性化する働きを持っているので、どんな病気にも抵抗力をつけ、

健康で若々しく暮らすことができるようになります。

 目の前の出来事をどのように受け止めるか。事実は一つでも、それを嫌な出来事と受け止めれば、ノルアドレナリンが分泌し、

その解決には困難を生じさせますが、自分の成長のためだと受け止めれば、βーエンドルフィンが分泌し、

立ち向かう意欲と解決のアイデアが生じます。

 事実は変わらなくとも、その人の受け止め方によって、苦労と後悔の人生か、希望と満足の人生に別れるのです。

一つ笑えば一つ若返り、1回怒れば一つ年をとる。βーエンドルフィンは、肯定的、前向きに生きなさい。

そうすれば、いつまでも若々しく、病気にも無縁で、楽しく生活できますよという神様が人間に与えてくれた最大のプレゼントなのです。

楽しいから笑うんではない。笑うから楽しいのだ。

笑いヨガは、いつでも・どこでも・お金もいらず一人でも笑うことができる最幸の健康法です。
 

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